どうも、ヨシヒコです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
前回のブログでは、
人間の「欲」は簡単に押さえつけられるモノではない。
という話をしました。
コピーライティングは人々の興味関心にフォーカスしよう!
今回は、人間を動かす「欲」の中身について考えてみたいと思います。
「現代広告の心理技術101」の29ページには
「生命の8つの躍動」と題して、以下の8つが記載されています。
書籍はこちら
- 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。
- 食べ物、飲み物を味わいたい。
- 恐怖、痛み、危険を免れたい。
- 性的に交わりたい。
- 快適に暮らしたい。
- 他人に勝り、世の中に遅れを取りたくない。
- 愛する人を気遣い、守りたい。
- 社会的に認められたい。
人間は様々な欲求を持っているけど、これら8つの欲求が特に強力であり、この躍動からは逃げられない。
なぜなら、僕たち人間の意思に左右されることなく、遺伝子レベルで刷り込まれてる欲求だから。
人として生きていくためには、避けられない欲求とも言えますね。
- 「もっとゆっくり寝たい」
- 「美味しい肉が食べたい」
- 「体調が悪いから早く元気になりたい」
- 「快適な家で過ごしたい」
- 「あの人には負けたくない」
- 「お金の心配をしないで生活したい」
などなど、日常生活のあらゆるところで感じてることって、すなわち「欲求」ですよね?
生きてるかぎり、欲求に支配されてるのが普通なんです。
では、広告業界を見渡してみましょう。
先ほど説明した
「生命の8つの躍動」
を上手に刺激して作られているものばかりなのはお気づきですか?
それができるだけで、数億、数十億以上もお金を動かしているのが「広告業界」です。
人間に備わっている強力な「欲求」を刺激するだけで、莫大な金額が世の中では動いています。
もし自分が思うように、その「欲求」を刺激できるようになったらどうでしょうか?
実際に、それができてしまうのがコピーライティングなので、本当に悪用は厳禁だと言われる所以なんです。
ライザップのCMを観てたら
「あんなポッコリお腹から、短期間で腹筋が割れるまで引き締まるのか!」
って思ったりしますよね。
これだって、人によっては健康を目指して
「生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。」
という欲求かもしれないし、
太っていることに後ろめたさを感じていて
「他人に勝り、世の中に遅れを取りたくない。」
という欲求か、あるいは理想の女性と
「性的に交わりたい。」
という欲求を刺激されてるのかもしれません。
「結果にコミットする!」
素晴らしいキャッチコピーですよね!
また、ハウスメーカーのCMなんかは、単純に
「快適に暮らしたい。」
という欲求もあれば、家庭を持ち、家を所有することによる
「他人に勝り、世の中に遅れを取りたくない。」
という欲求かもしれないし、あるいは妻や子供のために
「愛する人を気遣い、守りたい。」
という欲求を刺激されてるのかもしれません。
「あったかハイムが待っている!」
というセキスイハイムのキャッチコピーなんかも、暖かい家で暮らしたいという欲求にはダイレクトに刺さります。
このように、生活のありとあらゆるところに目をやると、「キャッチコピー」があふれています。
あなたは何を刺激されましたか?
他人は何を刺激されてるようでしたか?
僕たちの生活に馴染んでる広告は、すべてが素晴らしい教材のようなものです。
コレを活用しない手はありません。
この視点から、どのような文章を作ることができるか?
常に意識しながら生活していると、優れたキャッチコピーから人を惹きつける文章が書けるようになってくるので、生活の中から豊富な言葉を溜め込んでいきましょう。
今回は、僕たちが生まれながらに持っている欲求、「生命の8つの躍動」についての話でした。